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iroha-hon 201704

 いろは本店はおそらくまだ2回目? 20年ぐらい前に河北町で肉そばの、顎がおかしくなるぐらいにド硬い親鳥肉を食べて、これって冗談だろと思った微かな記憶がありますが、あれはたしかこの店だったように思います。
 河北の肉そばの名店。本店以外にも町内に「支店」と「分店」があるほか、村山市の大久保にも「平野店」があるらしい。
 チャーシュー麺で名をとっている鶴岡市大山の「いろは食堂」は、言うまでもなく関係ないようです。
 13時半過ぎの入店で、超満員の時間帯は過ぎていたので、空いている席にドウゾとのこと。でも、運ばれてくるまでに結構時間がかかったのはなぜなのだろう?

 冷たい肉そばの大盛り、850円。
 全体として濃いめのビジュアル。トッピングの鶏肉が、皮の部分(茶色)と肉の部分(薄白)に大別され、スジっぽい部分が硬そう。しかし食べてみると、確かに歯応えはあるものの、すんなりと食べられる範囲です。肉の部分に至ってはむしろ柔らかいぐらい。肉質についてはずいぶん改良されたということなのでしょう。

 蕎麦は、製麺所製なのか自家製なのかわかりませんが、いずれにしても機械打ち。
 蕎麦は手打ちでなければならないとの確たる信念を持っている人は多いと思いますが、山形の村山地方では機械打ちのものをゲソ天などとともに供する店は多く、腹いっぱい蕎麦を食べたい人に低価格で提供されています。それが意外にイケたりするわけです。
 ここもそんな店の一つ。これだけ多く押し寄せる客に手打ちモノを出せというほうが無理な話なのではないか。

 そばつゆは鶏脂がうっすらと浮き、その香りや味は他店よりも強めだと思う。それこそが肉そばの旨みの元なのでつい多めに啜ってしまいますが、塩辛さも強めなので、飲み過ぎには注意が必要かもしれません。

 量的にもこの程度ならば、ああ食ったなぁと納得できるぐらいの感覚。蕎麦はするすると腹に入ってしまいますから。
 山形の内陸地方に来たならば、あるいはそこに住むならば、冷たい肉そばは日常食ですから、必食です。

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