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mochiya 201704

 川西町吉島地区にある「もちや」を、ある土曜日に初訪問。
 7~8年前ぐらいから訪問すべき場所として意識していた店で、近年ローカル民放のラーメン番組に登場して注目度が高まっているようです。

 中華そばの大盛り、550+150円。
 中華そばには普通のものとブシ系のものの2種が用意されていて、単に中華をと注文すると前者が供される仕組みです。

 ほどなく運ばれてきたものを見て、これぞ真の中華そばという眺めに喜びがいや増します。
 鶏ガラと野菜で取ったスープは、鰹の香りと風味がよく、例えればまだ人生の苦渋を知らない純朴な少年の立ち姿のような味わい。余計な主張がなく、一方で将来必ずや大きく羽ばたく素質を秘めているとでもいうような・・・。
 これに「世間の荒波」にも似たテイストのブラックペッパーを多めにかけて、少し成長させてやって(笑)食べ始めました。

 素早い配膳だったのは、麺が細い米沢系だからでしょうか。縮れが強く、米沢ラーメンとしての味と喉越しを強く感じる、浅茹での逸品。こういう麺って啜り甲斐があって大好き。大盛りにして大正解です。
 噛むと脂がじゅわりとくる豚バラチャーシューもスグレモノでした。
 トッピングの全容はとてもきれいだし、うずらの卵がよいアクセントになっています。

 いやぁ、おいしかった。
 古典的な中華そばのカテゴリーに入るかなり秀逸なラーメンだと思いました。金ちゃんラーメン系の中でも上位にくる城西店の中華と肩を並べているといったら大袈裟でしょうか。わざわざ山形から食べに来た価値があったというものです。

 食べ終えて店を出たのはほぼ正午の時間帯で、7~8人の行列が。「ココで並んでいるのを見るのって初めてだよねぇ」との常連さんの話し声を聞きながら店をあとにしました。

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