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2017.06.05
☆對龍館の中華そば ~山辺町

山辺町の中央通り(というのだそうだ)にある「對龍館(たいりゅうかん)」を初訪問。
居酒屋で、昼は出前もするラーメン・そば店のようです。立派なコの字型カウンターがあり、4人掛けのテーブルも。各席にはランチョンマット代わりの紙が敷かれ、その上に袋付きの箸が並べられていることに好感。それは居酒屋としての矜持なのかもしれません。
愛想のいい亭主が「いらっしゃい」と。
中華そばと天ぷら、630+110円。
中華そばは多加水のおそらくは製麺所製のものが使われ、透明感がありプリッとした食感。
スープは鶏ガラメインで、醤油と塩で味を調えましたという風な薄めの色をしています。自分が子供の頃に食べていた中華そばのスープはこういうものだったなと思い出します。具体的に言うと、七日町の「山川屋」や、今はやっていない「お食事処いなり支店」あたりの中華です。懐かしいなぁ。
トッピングがしっかりしています。噛むほどに肉の味が染み出てくるチャーシュー、たくさんのメンマ、彩りの蒲鉾。デフォの胡椒を戴いた海苔。
どこをとっても衒いのないオーソドックススタイルで、これなら出前でしょっちゅう食べても飽きずにおいしくイケるだろうと思ったところです。

大方の客が注文するであろう「天ぷら」はゲソ天。衣は柔らかく、お好み焼きの生地にも通じるものがあるような感じ。これにちょっぴり醤油をかけてラーメンとは別に齧りつけば、これはこれで美味です。
年季の入ったラーメンどんぶりに記された店の電話番号は、局番がひと桁。ということは、少なくとも30年ぐらい前からこの地で、このどんぶりで、ずっと営業してきたのでしょう。そう思うと、大きくもない体で店を守り続けてきたのであろう亭主がいとおしく感じられてしまいました。
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