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sankosaibo 201707

 ある日の昼時、「新中国料理山香菜房」を2年6ヶ月ぶりに訪問。これで6回目かな。

 本日の日替わり600円は、ごはんものや麺類のA~Cの3種。その中からAのみそ野菜定食をチョイスしました。

 こむずかしい文庫本を2ページ読んだぐらいの、ものの2~3分で配膳。このチョー速い配膳スピードは中華料理界における「まるごそば屋」(山形市鉄砲町)と言っていい。
 回鍋肉定食の日本味噌版。つくり置きではありません。強く熱した中華鍋に豚肉やキャベツを投入し、多めの油と味噌で素早くジャーっとやったものです。したがって、野菜類はぱりぱりの食感で、野菜炒めはこうでなくっちゃというデキ。よく炒めてしんなりとしたタイプのものを求める方には向いていません。ピーマン、ニンジン、タマネギ、タケノコ、キクラゲなども入り、野菜を食ってるなぁと実感できるものです。
 油が多いので、いつまでも冷めず、舌を焼くほどに激熱のまま最後までイケます。

 スープは、意外や豆腐の「味噌汁」。ほかに和風ドレッシングの千切りキャベツ、ザーサイ、杏仁豆腐が付きます。ごはんの量は他店比でやや多めぐらいでしょうか。

 近年出店が多い台湾系中華料理店ですが、ここはその走りと位置づけられる店。
 台湾系の店はおしなべて、暖簾を出さないために一目では営業しているのか判別できず、店の外観はあまり気にしていないなどの特徴があり、第一印象としては格別いい感じはありません。しかし、いったん入ってしまえば、財布にやさしく、超スピード調理でアチチだし、量もあっておいしいしで、食のワンダーランドと言っていいと思います。
 日本人は概観や安さなどから判断して、こういう店をあまりよく評価しない傾向にあるようです。しかし、鍋づかいなどにさすが本場と唸らせるものがあり、味付けもエキゾチックだったりするし、第一庶民的な価格でこうもたっぷり中華料理が味わえるなんて、すごく幸せなことなのではないでしょうか。

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