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tsuyuki 201711

 平日、天童で昼食をとる機会があり、某蕎麦店にて平日昼のみのサービス定食を食べようと行ってみましたが、店員の接客がよろしくなく、待たせるしテーブルの拭きは甘いし案内する席は変わるし、挙句ごはんがないので定食ではなく麺類にしてくれと。そこまで重なるとさすがに嫌気がさし、また来る旨告げて店を出ます。

 それではと、ランチタイムに天丼が730円で食べられるとの情報を得ていた同じ天童市内、市役所南の「天麩羅つゆ木」に目的地を変更し、初訪問しました。ここは東京銀座の名店の暖簾分けの店なのだそうです。

 東京都内の老舗の天麩羅屋を髣髴とさせる佇まいと胡麻油の匂いがする店で、こぢんまりした店内に数人掛けられるカウンター。客は自分一人なので、カウンターの真ん中に陣取って、天どん(並)730円を注文します。

 店の構えにふさわしい、江戸前風の天丼ができあがりました。
 ご飯の上に、平らに叩いたかのようなつくりの、丼つゆで真っ黒くなったぺらぺらの天ぷらがのっけられての登場です。画像全体が茶色い。(笑)
 丼つゆをあとがけするのではなく天ぷらをつゆにどっぷりと浸すこういうつくり方が伝統的な江戸前天丼なのかもしれません。しかし、具材は小指ほどもない海老が3つ(「3本」と言うには短すぎ)と、ひらひらのイカが1つのみで、しょぼい・・・というのが本音です。丼つゆを吸って、さっくりとした衣の食感はありません。そして、丼つゆの味が濃すぎます。そらに、味噌汁も何回か温めなおしているようで、これまたしょっぱい。
 う~む・・・、ごはんの艶や炊き具合はばっちりだし、漬物も上品で、いいのだけどなあ。
 やはり、こういう高級天麩羅店で730円、というところに無理があるのかもしれません。もっと上の「江戸前天どん」1,300円あたりを選ぶべきだったのでしょう、きっと。

 チェーン店の「天丼てんや」で食べることがあります。邪道かもしれませんが、あのようにどんつゆはあとがけで、そして具材がある程度大きくてそれぞれの味がして、衣の一部がさっくりしている天丼が、江戸育ちではない自分は好きです。

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