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2010.01.05
満月食堂のラーメン ~南陽市

2010年の初ラーメンは、南陽市の「満月食堂」でラーメン550円を。
1月4日。終業後に職場を離れるのがちょっとだけ遅れたら、帰宅ラッシュと降雪が重なって米沢市内は大渋滞。これを抜け出ることがなかなかできませんでした。
しょうがあるめい、どっかで食べて帰ろうか……。
というので、途中の南陽市赤湯温泉にあるこの店に初めて寄ってみた次第です。
実はこの店、そば、うどんの老舗。でもラーメンもうまいよという話を聞いていたので。
店は、閉店間近とみえて客もいず、店の親父さんも奥の居間で寛いでいるのが見えます。
御免。すまぬが、ラーメンを一杯、お頼み申す。
黄色が強めの平打ち風のやや太い麺。赤湯ラーメンの範疇ではあると思う。でも、なんか独特。これがちゅるっとした舌ざわりでけっこうイケルのです。
秀逸なのは澄んだスープ。ウチは昔からこの味でやってますねんといった風情の、なつかしささえ感じられるオーソドックスなスープです。
でもこれ、中華味の素みたいなものを使っているかもしれません。旨過ぎるから。
まぁ、うどん屋だからなぁ。中華スープの仕上げはそのようにせざるを得ないのかもしれないな。……と、あっさりと許せてしまいそうなうまさなのですな。
2枚入ったチャーシューも、脂身がしっかりついていてグー。メンマも標準。海苔も立派。
この素朴さ。突出したところがなく、互いが互いを高めあう総合力の強さ。
出前で毎日食べてもおいしいと感じられそうなデキです。
勘定の際は、新年早々に見かけない客がやってきたものだと、チラチラとこちらの顔を見る親父さん。
「まだござってください、まだよろしぐっす、おしょうしなっす……」という声に送られ、今年の初ラーメンに満足、納得して店を出たのでした。
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