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yanome 201009

 米沢市の北のほう、窪田町矢野目にある「矢野目食堂」に初入店。
 中華そば大盛り550+100円。

 古いつくりの店には3つのテーブル席と小上がりに2卓。昼の時間帯の先客4名でしたが、ほどなく注文の品がやってきました。

 生姜のいい香り。濃い色をしたスープですが、その味わいは、塩辛さの角がすっかり取れてしまったような熟成感のあるスープで、これがうまい。
 はじめの一口こそ味の濃さに物足りなさを感じたものの、啜れば啜るほどに芳醇な味わいが増していくような、だんだんよくなるホッケの太鼓のようなスープです。
 うまいなぁ。どこの醤油を使っているのだろう?

 麺は正統派の米沢ラーメンで、独特の黒っぽさにほろほろ感があり秀逸。細麺としてはわりと伸びのこないタイプのもので、プリプリ感が長持ちしています。
 こちらのほうは、一口目がもっともおいしかったです。

 具のほうは、素朴系。「シナチク」と古臭い言い方をしたほうがふさわしいような細裂き長めのメンマ、スープの熱で周辺からじわじわと変色していくような切りたてのチャーシュー、本来の味がするナルト、それに長ネギが少々。
 海苔とかワカメとか、客に媚びるようなものは含まれません。

 これは案外高いレベルなのではないか。西のこやなぎ、東のひらま、北の矢野目に南の福原屋――といったら褒めすぎかな。(笑)

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