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2010.09.15
吉野屋の中華そば ~米沢市《閉店》

通るたびに気になっていた国道沿い、窪田の「食事処吉野屋」に初潜入です。
ここは、日中でも暖簾が下がっていなかったり、開いていても駐車スペースがなかったりでなかなか行きづらかったのですが、国道13号線において米沢ラーメンと赤湯ラーメンの境界線はどこに引かれるのか?!という課題意識を持っており、まずは南から攻めるならこのあたりから、と思っていたワケです。
中華そば大盛り550+100円。
入店するや、ずん胴で獣類のガラでも煮込んでいるのか、動物園のようなかなり強い臭いがします。むむっと怯みますが、自分の場合はなんとか慣れることができました。なじめない人もいるはずです。
じいちゃんとばあちゃんでやっているようで、じいちゃんは軽自動車による出前で出たり入ったり。
で、ばあちゃんはかなりのマイペース。水についても所望しないといただけません。(笑) 給水器やセルフのコップがないのです。ますますこの店に興味が湧きます。
「はい、おまちどう」と持ってきてくれたばあちゃんに「おいしそうだから写真撮りますね」と言うと、「あらぁ、おしょうしな」とかなんとか。顔はマジだが、このナチュラルさが面白い。
そしてこの中華、いやぁ、ホントにうまい!
スープは濃い目のガラだしで、麺は純粋米沢ラーメン。この麺がまたたっぷりで、なんか昨日食べた某店の大盛りナンゾはどこかに放ってやりたくなるほどの充実度です。
してまた、ネギはたっぷりだし、メンマは太め多めでいい味わいと歯ざわりだし、チャーシューだってスープとは異なる深い味がついています。海苔も2枚。
ああ、至福の時だなあ。
「ラーメンなんてどこも同じだろ」なんて、マヌケなことをのたまう人間がかわいそうになります。
おなじ600円そこそこのものが、どうしてこうも人間の満足度に差をもたらすのだろうか――ということに思いを馳せてみる。
ばあちゃんが後づけで丸茄子の漬物を持ってきてくれました。氷のまじった皿に4つも。
それもまた、きりりと冷えておいしかったですよ。
なお、定休日は第2、第4水曜日だそうです。一応。
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