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yabuichi 201010

 山形での会議後、米沢に向かう途中で昼食。
 お目当てだった「ラーメン処おいわけ」は定休日。赤ねぎラーメンを食べようと思ったのになぁ……。
 で、急遽、河崎の「やぶいち」に変更♪

 ここはそば屋なのですが、あえて中華そばの大盛り550+150円を。なにせ最安メニューなものですからね。(笑)

 山形だけなのかどうかよくわかりませんが、当地ではそば専門店でありながらラーメンを提供する店が多く、それらの店では、“そば屋のラーメン”というジャンルがあると言っていいくらい、ある程度類似した味わいを楽しむことが出来ます。
 そばつゆを使用していると思われる、かつおや昆布のダシ風味と味醂か日本酒かの甘みがかもし出す独特の和風スープがそう感じさせるのかもしれません。

 ココもご多聞に漏れずその範疇で、いい味を出していました。
 麺は太めのゆるやかウェーブ麺で、明らかに山形ラーメンの範疇。もちもちしていてうまいのなんの。ナルホド、上山は山形ラーメンの勢力圏なのですね。

 ネギが多めだし、ナルトも厚切りだしで、好感度も高いです。
 2枚のチャーシューは、豚ロースのパサパサ系ですが、かつての老舗大衆食堂が得意としていたようないい噛み応えがあって、こういうものアリでしょう。

 山形ラーメンって、昔から食べていたのでこれまでは普通だなぁとしか感じなかったけど、米沢、宮内あたりのラーメンと比較してみると、案外完成度は高いものがあるのではないかと思えてきます。
 比較してこそわかる、地物のよさ――でしょうか。
 海外旅行から帰ってきたときに感じる、ニッポンの風景の美しさの再認識、みたいなもの?

 山形県の外食産業に通じた山形市在住のある人が言っていたことを、ふと思い出しました。それは、
「米沢のラーメンって、レベルあまり高くないと思いませんか? あまり研究していませんよね。客の目を楽しませるとか、店の雰囲気とかについて真剣に考えているようには見えないし、なにかこう、現実に安住しているようなところがありますよね。」
――といった話でした。

 そのときは、そんなことはないんじゃないの、と思ったものですが、もしかしたら……。

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