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shisen 201106

 仕事で上京した際の昼食は、上司に「赤坂四川飯店」の坦々麺が大好きというヒトがいるので、赤坂の店に直行しました。(笑)

 坦々麺1,050円。
 これにライス210円をつけて、ひとしきり麺を食べ終えたあとのスープにごはんをぶち込んで、スープごとぜ~んぶ味わってしまう――というのがわれわれ田舎者の流儀なのですな。
 そういうお下品な食べ方を都会の一流店でも平気でやってしまうことについては、このごろは大きな抵抗を感じなくなってしまっています。いいのだ、おいしければ。

 さすが、日本に四川料理を紹介した陳建民の血流をひく銘店だけあって、スープの香りや味わいは他店にないものがあります。
 まずは胡麻の香りが非常にかぐわしく、啜ってみればマイルド感のある辛みと隠し味の絶妙な酸味が。
 このハーモニーは山形では味わえないと思う。強いて挙げれば山形グランドホテルの中華料理店の坦々麺がこれに近いと思う。ま、それを食べたのはもう10年くらい前の話だけど。

 ただ、麺については論評すべき点は特にありません。明らかに茹で過ぎでしたので。

 しかし、東京の飲食店でいつも感じるのは、サービス業であり客の居心地をよくするためにいるはずの店員が、どいつもこいつもマニュアル的でカネをとることしか考えていないような風情であること。
 なにか間違っているのではないかと思うぞ。フロア係がディス・イズ・ビジネス!みたいな態度や表情でフロアを闊歩してどうするのだ。
 客が歩くのをさも邪魔そうにあしらってどうする。
 「ありがとうございました」と口では言いながら、客に笑顔も送らず、もう次のことを考えていていいのか?

 ……いいのかもなぁ。たとえその客に不快な思いをさせたとしても、ほかに客は無尽蔵にいるのだろうからね。
 けっ、一生そうやってカネを稼いでいればいいんじゃないの。かわいそうだけど。

 もののついでだから言うと、東京の昼メシは値段がコノヤロ的で困る。
 いうなれば、ラーメンライスを食べただけで1,260円だぞ。
 四川飯店はそれでもまだ良心的なのかもしれません。次の日の昼はあるホテルの薄暗い地下のうどん屋でとりましたが、乾麺を茹でただけのような少量の稲庭うどんに何の変哲もない鶏の唐揚とライスのついたランチが1,500円ほどでアッタ。おまえら、人間というものを馬鹿にしているのではないか。
 そんな店でも超満員で、並んで待っている人までいるというのだから、東京というところはゼッタイにどうかしている。

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