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kincho 201110

 市内の老舗。初訪店。
 蕎麦も出すらしいけれど、ココのウリは昔ながらの山形ラーメン、ということのようです。

 ラーメン大盛り500+100円。
 ビジュアルもテイストも、たしかにこれぞ山形ラーメンという印象。
 なにかが部分的に突出して優れたり劣ったりしているという感じはまったくなく、素朴きわまる秀逸なラーメンだと思います。

 ラーメンには地域性がありますが、いずこの人も食べ慣れた地元のラーメンの味が基準となっていることから、よその地に出向いたときに食べたラーメンは食べ慣れた味とどう違うか、といった観点からムヌカンゲー(沖縄語。もの考え)するもの。
 そういう意味からすると、山形市で生まれ育った人の中には、このラーメンを食べて口に合わないとかおいしくないとかいうヒトはおそらくは皆無なのではないか。

 また、特徴がないことをもって“フツー”などといった評価しか下すことができない人もいます。
 これはかわいそうなことで、普通の中に醸し出される“妙”を実感するまでに到達できない状況を露呈しているのだ、という場合がしばしばあります。
 ここのラーメンを食べた山形っ子が“フツー”との感想しか発せないとすれば、それはおそらく上記に当てはまることなのでしょう。

 澄んだ鶏がらスープがシンプルで秀逸。この時代にあっては細めの部類に入る酒井製の麺も、このスープに実にしっくりとなじんでいて絶妙。
 よき伝統として頑なに守られているチャーシュー、メンマ、かまぼこ、海苔といったトッピングの美(ちゅ)らさ。

 山形人として脱帽せざるを得ない、完成度の高い山形ラーメンと言っていいでしょう。
 値段も優秀。量も適度。接客も朴訥かつ親しげ。
 できれば、着色料の入った輸入物の漬物は、浅漬け程度でいいのでぜひ自家製に変えてほしい。

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