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ichibanbun 201110

 小白川町にある「一ばん分店」を、おそらく20年ぶりぐらいに訪問。
 かつてよく食べた五目ラーメン787円を、なつかしくいただきました。

 一言で言って、独特。塩ベースで、胡麻油で全体の味を調整しています。
 具も個性あふれるもので、タマネギ、キャベツ、ニンジン、ピーマン、キクラゲ、シイタケ、豚肉、タケノコ、芝海老、卵(かき玉)の全10種類が投入されています。
 このうちタマネギは一口サイズの浅茹で。一見邪道ではないかと思ってしまいますが、これが甘くておいしいのです。
 キャベツは少々、ニンジン、ピーマンはいろどりといったところで、主張は抑え気味。モヤシが入っていないのがいいです。
 豚肉はバラ肉ですが、けっこう厚みのあるものが棒状の短冊切りになっていて、噛めば噛むほど豚肉らしい味を醸し出し秀逸。
 さらに、芝海老がスープを吸ってふっくらしたものがたまたま箸に混じったりすると、これまた馥郁たる風味を味わわせてくれます。
 この取り合わせはとてもいいのではないか。取り合わせの妙というよりも、あちこちにオリジナリティが散らばっていて、全体として面白いという印象。こんなの他ではあまり味わえないと思います。

 唯一の欠点は、塩味がきついことかもしれません。特に食後は舌がひりひりで、心の安らぎをかく乱するような後味を感じてしまいます。たっぷりのお茶がほしい。
 もっと塩を抑えるか、もしくは天然塩などのマイルドなものを使ってみてはどうかと考えます。

 麺は、固茹での、おそらくは自家製。やや細の手もみ風で、いい味を出しています。
 量はしっかりしており、普通盛りで十分かと思います。

 しかし、何十年経っても味はそのまま。昔からしょっぱかったからなぁ。(笑)
 揚げ蕎麦がキャッシャーの台に置いてあり、つまみにどうぞというのも昔のまま。
 変わったことは、ゆで卵が1個サービスになっていたことと、店のおばさんが若返ってお姉さんになっていたこと、それに値段が100円ほど上がっていたこと、ぐらいでしょうか。

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