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tawaraya 201204

 何年ぶりかで本格手打ちの中華麺が楽しめるたわら屋へ。
 噂によるとしばらく休業していたのですが、2011年の1月から再開し、最近ようやく純手打ちも復活したらしいので、喜び勇んで。(笑)

 手打中華大盛り600+200円。
 うっひゃあ、でっかいどんぶり! 洗面器みたいだ…。箸で直径を計ると、箸の長さの1.4倍ぐらいあるゾ。深さこそありませんが、けっこうな量。見た目のインパクトも大切ですからねぇ。

 スープはコクが深いのかどうか、ダシに醤油が負けているような気がしないでもありませんが、それ単体ですすればなかなかにおいしい。
 これに絶妙の味付けをした薄切りのチャーシューが3枚。メンマ、ネギも抜かりなく、それぞれがいいワンポイントとなっています。

 このあたりまでは数年前に食した時の印象とあまり変わらないのですが、純手打ちの麺は若干趣向を変えた感じでしょうか。
 以前よりもさらに太さのばらつきが目立つようになり、食感もつるりからぼそぼそへとシフトした感があり、「ひろや」の麺から派生して、むしろ「ケンチャンラーメン山形」に近づいてきているような印象を受けました。

 その太さは、うどん並みのものから端っこのひらひらの部分まで多様。
 かつてはこういうものって茹であがりがまちまちになってよろしくないのではないかと考えていたものでした。しかし、茹での均一感は、均一の麺を使う場合に求められるのであって、純手打ちの場合はそんなことは超越し、麺全体としてどうなのかを考えるべきだということに、最近は気づき始めているところです。
 太さばらばらに手切りされ、よく手揉みされた縮れ麺が、バラエティに富んだ食感でいっせいに口の中に攻め入ってくるときのさまざまな噛みごたえや喉越しがたまらないです。

 もう、サイコー! 手打ち麺の醍醐味って、これだよなぁ。このオリジナリティだよなぁ。スープがどうだのトッピングがどうだのなんてことはどこかへぶっ飛んでしまう。
 スタンダードを好み、スタンダードに慣れ、オリジナリティを理解しようとしない人たちには、このヨロコビは理解してもらえないのだろうな、きっと。

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