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michinokuyama 201204

 見かけたり聞いたりはしているけれど、行ったことはなかったなぁと思い立ち、千歳橋のたもとにある「みちのく山長」を初訪問。蕎麦屋の中華そばを食べようと思って。
 きっと昔ながらの味で、よく噛んで食べるような小ぶりのチャーシューが入っていて、海苔の上に白胡椒がかかっていて、シナチクがショボメで……なんてのを想像して。

 「中華(ラーメン)」大盛り550+100円。
 見た目はほぼ予想どおり。下部がふくらみを帯びたどんぶりに、漆山の名店オオミヤ食堂のつくりを髣髴とさせるようなかまぼこと角材のようなメンマをまとって登場です。
 しかし、食べてみるとなかなかオリジナリティに富んだ逸品なので、ちょっと意外でした。

 まず麺。これ自家製なのでは? 黄色みの強い中太麺は太さに微妙なばらつきがあり、端っこのほうは一部ひらひらになっていたりします。
 親水性はあまり高くなく、スープとよく絡むタイプではありませんが、独特の弾力があり、麺を「食べている」ことを強く意識させられました。

 またスープは、外連味のない透明度の高いもので、それなのにコクがあり、極めて美味。雑味のないさわやかな味です。
 そしてこれには秘められた甘みがあり、これぞ蕎麦屋の中華といった塩梅。最高です。

 大盛りなにするものぞ、うめぇうめぇとあっさり完食です。
 胡麻油風味のメンマがいい味出していました。それからチャーシュー。これは蕎麦屋のそれを完全に逸脱し、もう、新作系のラーメン店もしくは洋食系のような柔らかいものでした。旨かったなぁ。

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