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katsura-kitamachi 201206

 昨年秋にできた桧町の「そば処かつら北町分店」を、遅ればせながら初訪問。
 ここならばまずはこれという、肉そば(冷)を大盛りで。650+100円。
 寒河江にある本店と同様、なかなかに美味。この店に限らず、梅雨時の蒸し暑いこの節に食べる冷たい肉そばは、そりゃあウマいものなのですよ。

 でも、しばし考えてみる。
 肉そばというものは、すばらしくウマい。どの店で食べてもウマい。鳥の脂を含んだ甘じょっぱいつゆがいいのだろう、ということは、なんとなくワカル。
 だけど、それぞれの肉そばのどこが、どのようにウマいのか、各店の特徴並びに美点といったものは奈辺にあるのか、そのあたりを自分なりによくわかって食べているのかというと、どうやらそうでもないような気がするのです。

 どこでもウマいのだからそれでいいだろ――と、開き直ってみる。
 しかし、それでアナタは満足なのかと正面から問われれば、そうだと大きくうなずくことができなかったりする。

 つまるところ、物事はなんでもそうだけど、道理というものがわかるのとそうでないのとでは雲泥の差がある、ということなのだろうなぁ。この世で一番大事なのは、素敵なタイミングとC調と、道理なんだよなあ……。

 鶏肉は硬めでコリコリ。
 蕎麦粉の比率がこの地域においては高いほうではない蕎麦は、そのために万人受けすることが期待できそうな反面、通を唸らせるような見事なものでもないと思われます。
 その大衆性を十分理解し、対費用納得感を心から楽しめるようになれば、立派なB級グルマンといえるでしょう。
 大盛りの量は十分。蕎麦ならばこのぐらいガッツリと食べたいものです。
 とにかく肉そばは「つゆ」がいいのですよ、「つゆ」が。

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